教育セミナーのご案内 ※JSSCR教育委員会企画

「目指せQOL向上! 緩和ストーマ管理」

日時

2月22日(金)9:00-11:00

会場

第1会場(6階大ホール)

プログラム

司会
高橋孝夫(岐阜大学附属病院 腫瘍外科)
工藤礼子(国立がんセンター中央病院 看護部)

  1. 司会の挨拶:今回の教育セミナーの目的など
  2. 緩和ストーマとは 造設基準 マーキングなど
    板橋道朗(東京女子医科大学付属病院 消化器・一般外科)
  3. QOL向上のためのケア 事例 (装具選択も含めて)
    1)山田陽子(産業医科大学病院 看護部)
    2)工藤礼子(国立がん研究センター中央病院 看護部)
  4. 退院に向けてのケア
    小林由加子(日本大学医学部付属板橋病院 看護部)
  5. 総合討論:質疑応答・テークアウト提示など

開催趣旨

「緩和ストーマ」とはストーマリハビリテーション学用語集 第3版(2015年発行)で初めて定義され「切除不能進行(再発)がんによる消化管や尿路閉塞に対して症状緩和目的で造設されるストーマ」となっている。2016年度からは、ストーマリハビリテーション基礎講習会のカリキュラムにも含まれるようになり、ストーマケアにおいてトピックスのひとつである。
高齢化に伴うがんの罹患率の増加、化学療法などの集学的治療の発展による生存期間の延長により緩和ストーマは増加し、保有期間も長期化している。緩和ストーマは、造設時の身体的条件が悪い上に、病状が様々であるために、根治術に伴うストーマ造設に比べて、造設時期や造設部位、造設方法、そしてケア方法が標準化されにくい状況にある。
緩和ストーマ造設は腹痛や腸閉塞などの症状を改善させ、経口摂取を可能にし、QOLを向上させ、在宅でも管理可能とすることが目的となる。そのために医師は、適応を充分考慮し、造設時期を見極め、できるだけ合併症の少ない造設部位にて適切に造設術を行い、看護師は造設困難な状況で造設された緩和ストーマを管理可能とするケアを提供する必要がある。
 緩和ストーマ造設が有意義だったと患者・家族、そしてわれわれ医療従事者が思えるようにすることを目指したいものである。
 今回の教育セミナーでは、この緩和ストーマに対して適応から、術前・術後のケア、退院のためのケアのポイントについて、症例を提示しながら解説する。参加された皆様に、臨床の実践に役立てていただくことを願っている。